バスのお尻 海外のミニカー 後編 |
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2020年 05月 19日
バスのお尻 海外のミニカー 後編をお届けします。 管理人の好きなハンガリーのバスメーカー、イカルスのお尻です。 このお尻も一度見たら目に焼き付くデザインですよね。 イカルス66という型で1960年代~70年代のバスかなと思います。 特徴は何といっても四角く突き出たエンジン部です。 後部窓は客室側にもう一枚あってエンジン部と客室を完全に分離しているようです。 後部窓の左側内部にチラッと見えるのはエアクリーナですね。 モデルでは分かり辛いですが後部パネルは観音開きで側面の縦のラインから左右に大きく開くようです。 いかにも整備性が良さそうな構造ですね。 続いてはドイツのネオプランです。 おでこのヒサシが付いてセンターグリルでフロントマスクのようなお尻ですね。 ネオプランNH12という型で1960年代のモデルのようです。 側面の前傾したカーブドガラスがネオプランらしいです。 もう一台ネオプランです。 こちらはダブルデッカーのNH22Lというタイプです。 1970年代くらいの型かなと思います。 後部は大きなパノラミックウインドウが目を引きます。 この部分がサロンタイプだと楽しめそうですね。 側面の塗装(アリタリア風)とコルゲートの帯がネオプランらしいです。 続いてメルセデス・ベンツを何台かまとめてご紹介します。 O302 O303RHD O404RHD メルセデス・ベンツの観光型3台のお尻デザインの変貌になります。 O302は1970年代、O303は1980年代、O404は1990年代のバスになります。 後部パネルは徐々に角ばり垂直になっていきくのが分かりますね。 現行モデルはトラベーゴとかツーリスモという名称のようです。 路線タイプのO317という型です。 路線車のお尻デザインはシンプルそのものですね。 上の標準車体にはコーナー窓もついて室内が明るそうです。 セミダブルデッカー型はさらにシンプルで無表情系のお尻です。 ちなみにO317はセンターアンダーフロアエンジン車です。 セミダブルデッカーの床配置はこのエンジンレイアウトを応用してますね。 実際には後部オーバーハングのみ低床2階建で後輪より前は標準床ですから2階の屋根が伸びてきている部分は大きな吹き抜けになっています。 メルセデス・ベンツの最後は小型バスです。 三菱ローザのような雰囲気のキャブオーバ・バスです。 定番のコーナーウインドウが付いて室内が明るそうです。 窓がないと貨物車になるタイプですね。 続いてケスボーラー・ゼトラのお尻です。 こちらも時代によるデザインの変貌をご覧ください。 ざっくりですが上から1960年代、70年代、80年代、90年代といったところです。 古い順にS12、S150H、S215HD、S315HDになります。 ゼトラの特徴はスケルトン構造を生かした大きな窓ですが90年代に入ると少し骨太になってきた印象です。 ちなみに現在はS500シリーズという最新モデルを展開しています。 続いてはアメリカから2台です。 1台目はGMCのバスです。 フロントガラスの形状からフィッシュボウルと呼ばれる型です。 後部屋根には空調+広告スペース?のようなものが窓にかけて載っています。 無骨な印象ですが前傾したスピード感あるデザインは日本のモノコックバスにも影響を与えているように思います。 前編のフレキシブルもそうでしたが側面や後部にはステンレスを使用していてコルゲートが見えます。 アメリカはBUDD社の技術でステンレス車体の技術が早くから発達しましたね。 もう一台はスクールバスです。 ブルーバードという型のようですが詳細不明です。 中央に大きな非常口がある後部パネルは電車のような表情ですね。 アメリカのスクールバスといえばこのような長大なボンネットバスというイメージです。 後部の灯火類は後続車に注意を促すためのようで乗降中は黄色いランプは点滅するのかもしれません。 最後はフランス、ルノーの旅行用バスです。 スクエアという表現がピッタリの四角いお尻ですね。 ルノー FR1 GTXという型で1990年代のモデルになります。 こうして見るとやはり古いバスの方が個性が際立っているように思います。 また地域やお国柄による違いもありますね。 当然かもしれませんが観光バスは優雅で美しく、路線バスはシンプルで合理的なデザインのお尻が多いようです。 以上、バスのお尻海外のミニカー編でした。
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by vanagon714
| 2020-05-19 14:34
| バス
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2020年 05月 17日
バスのお尻シリーズ 最後は手元にある海外のバスミニカーをご紹介します。 ミニカーはいろいろな時代のバスを手軽に見ることが出来る素晴らしいアイテムですね。 海外のバスには強烈な個性を持ったお尻がたくさんあって興味が尽きません。 その形に至った時代背景とか技術とかお国柄とか・・・いろいろ想像してしまいます。 今回はその個性的なお尻の「表情」を少しでも楽しんで頂ければ幸いです。 いつもつい長くなってしまうので今回は前編と後編に分けてお届けいたします。 さて構成はいろいろ悩んだのですがとりあえず古い(たぶん)順に紹介します。 まずは古すぎる?バスです。これ以上古いと馬車になりそうです。 オムニバスとか乗合自動車という呼び方がピッタリのクラシックバスですね。 FBWというメーカーらしいですが詳細不明です。 側面の窓は無いようでキャンバス屋根を開いてフルオープンに出来るようです。 後部には木製の荷物置きが備わっています。 今でもヨーロッパのバスは後部にトランクやキャリーをよく付けていますね。 続いてはメルセデス・ベンツのボンネットバスを2台紹介します。 まずは長尺のO5000です。 古き良き時代の丸みのあるお尻ですね。 古いバスはヨーロッパ、アメリカ、日本と丸いお尻の印象が強いです。 丸いお尻は設計も板金加工も大変なのではと思うのですが、なぜ古いバスはお尻が丸いのでしょうか? 戦前の鉄道車両で起きた世界的な流線形ブームが影響しているのかもしれませんね。 ちなみにメルセデス・ベンツではバスの型式の頭にオムニバスの「O」が使われていたようです。 もう一台は短尺のO3500です。 同じような雰囲気ですが後部窓は3分割になっています。 天窓も付いているので観光用のバスですね。 手荷物はルーフラックに載せるようで梯子が見えます。 大きな鞄を積んで長距離旅行に使われたのでしょうか? 続いてはスイスのザウラーというメーカーです。 コメットというボンネットバスのお尻です。 丸いお尻ですが後部中央窓はどちらかというとスクエアな印象ですね。 天窓が下ってきて後部コーナー窓に繋がるようなデザインが上手いなあと思います。 続いてはイギリスのコーチ(旅行用バス)を2台紹介します。 まずはAECリーガルです。 不思議な曲線の組み合わせで何とも言えない表情が作られていますね。 側面窓もなだらかに尻下がりで後部の丸みに合流しています。 側面のホイールアーチや窓下など、デザインが全体的に装飾的な印象です。 もう一台はバーリンガム・シーガルというバスです。 こちらも超個性的なお尻になっています。 特に後部窓中心の分割部から上に伸びるスジが独特の表情を作ってますね。 側面の窓ラインがリーガル同様、弧を描いて尻下がりにカーブしています。 塗装やモール類と相まって情緒的で味わい深いデザインになっています。 側面のラインがゆったりと弧を描くデザインはイギリスのバスの特徴かもしれません。 ともすると単調になりがちなバスの側面に柔らかな印象を与えてますね。 ここからは再びドイツ車になります。 ケスボーラー・ゼトラのS8です。 リアエンジン車ですが後ろにふっくらと張り出したボンネットがあります。 2段のなだらかな丸みと大きな窓が独特の雰囲気ですね。 リアエンジン車のエンジンを出来るだけ客室から離したい意図が見えますね。 ちなみにゼトラはS8で世界初のスケルトン構造を採用しました。 S8のスケルトン骨格をわずか6人で持ちあげている写真が有名ですね。 ゼトラからはもう一台、S6を紹介します。 S8に比べて後部ボンネットが無くなりゆるやかで自然な曲面のお尻になっています。 天窓が前後左右に付いていてかなり明るく展望が良い反面、暑くないのか心配になります。 この小さなバスは全体的な雰囲気がとても良い傑作小型バスといえます。 続いてはブッシング(BÜSSING)というバスです。 ミニカーの出来としては正直?ですが、こんな感じのお尻です。 丸い造形はだいぶシンプルになってきました。 側面窓の最後部窓の形状など、日本のモノコック時代のバスにも通じるデザインですね。 機会があれば屋根を塗装してガラスと塗分けてみようと思います。 続いてメルセデス・ベンツのO321です。 丸い造形に後部2分割窓を採用したお尻です。 とてもバランスの良いGOODデザインかなと思います。 側面窓の最後部と周りを縁取るトリムの丸みも美しいですね。 全体的にも柔らかいデザインですが側面窓のラインやモールがスッと直線なのは合理的なドイツらしいですね。 この後のモデルからメルセデス・ベンツのバスは少しずつ角ばっていきます。 次はアメリカからフレキシブル・クリッパーです。 窓のないなだらかな曲線で構成される形状はお尻というよりはヒップと呼びたくなりますね。 屋根上の四角い空調ユニットの無い、本当にまん丸のお尻もあったようです。 ちなみにこの窓のないリアセクションにはエンジンとトランクルームがあるようです。 この頃(1950年代)のフレキシブルバスは背が低いデザインを採用していました。 メーカーとしては居住性よりも走行安定性を重視していたのかもしれませんね。 リベットからも分かるようにモノコック構造のバスです。 実物はヒッチコック監督の代表作「北北西に進路を取れ」に登場します。 事件に巻き込まれた主人公(ケーリー・グラント)が田舎のバス停で降りるシーン、 乗車してきたバスがフレキシブル・バスで、走り去る後ろ姿が見られます。 映画自体もハラハラドキドキでとても面白いですから是非ご覧ください。 バスのお尻ミニカー編、前編の最後を飾るのはシトロエンのバスです。 パリの市内観光用に作られた特注バスでシティラマ(CITY+PANORAMA)という名前です。 「なんじゃこりゃ!」と絶句するしかないほどのインパクトあるお尻ですね。 昔のSF映画とかサンダーバードに出てきそうな雰囲気です。 丸いガラス張りのキャビンを2段重ねにしたようなハウスと突き出たテールランプ、真っ赤なロールバーなど全てが驚愕のデザインですね。 この2段重ねのような不思議な構造は1階席にも天窓を付けるという明確な意図をもってデザインされているようです。 市内観光ではパリの凱旋門やエッフェル塔を見上げなければなりませんから・・・ シャーシはシトロエンのキャブオーバ車でいちばん後ろには階段があります。 以上、バスのお尻 海外のミニカー前編でした。 後編ではもう少し新しいバスのお尻を紹介したいと思います。
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by vanagon714
| 2020-05-17 02:58
| バス
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2020年 05月 14日
バスのお尻 番外編をお届けします。 まずは輸入観光車です。 1977年初上陸したドイツのネオプランを皮切りに一大輸入バスブームが起きました。 北海道でも中央バスがネオプラン・スカイライナーを導入しました。 後部の非常口は法規制に合わせた日本専用の仕様です。 中央バスの定番、3連テールランプが追加されています。 続いてはネオプランをオープンバスに改造したスカイバスです。 丸みのある後部に後付けと思われる四角い窓がアンバランスに見えます。 微妙に違う2台は、テールレンズが横に並ぶタイプの方が古い型になります。 3本出しの排気管は2本がエンジン用、1本はサブエンジン用とのことです。 続いてはドイツのドレクメラーです。 はとバスが最初のオーナーです。 メルセデスベンツSLクラスのテールランプを使用しています。 第2世代の車両です。 後部にあった大きなルーバーが無くなりました。 代わりに3軸目の車輪上にルーバーがあります。 はとバスでは晩年オープンバスに改造して使用しました。 続いてベルギーの老舗メーカー、バンホールです。 バンホールの2階建バス、アストロメガです。 直線的でシンプルな側面にやや丸い感じのリアパネルの組み合わせです。 京阪バスでは京都市内定期観光バスに導入しました。 はとバスのキャラクター・ラッピングを施された車両です。 後部窓が小さくなっています。 観光バスではないですがバンホールの路線車のお尻です。 大きな窓で車内が明るそうですね。 1980年代にこのデザインは素晴らしいと思います。 続いてはボルボB10Mアンダーフロアシャーシに富士重工が車体を加装した車両です。 リアオーバーハングが2階建の特徴的なリアビューです。 テールランプを組み込んだバンパー回りの造形が魅力的ですね。 はとバスではボルボのシャーシに特注の車体を加装した「はとまるくん」のお尻です。 後部に非常口が付いていますがスッキリした印象です。 続いて現代(ヒュンダイ)のユニバースです。 シンプルなリアビューですがよく見ると複雑なプレスラインが入っています。 専用設計のテールランプは車体との一体感がありますね。 エアロと比べるとオーソドックスなデザインですね。 最後はオールドタイマーのロンドンバスです。 これぞロンドンバスという外観ですね。 メーカーは不明ですがフロントエンジンのタイプです。 後部パネルから屋根に向けた丸みが何ともいい感じです。 全高は4mを超えて日本での通常運行は出来ないのが残念です。 一世を風靡したヨーロッパ製の観光バスは最近めっきり減ってしまいましたね。 現在のラインナップはバンホールが唯一の存在でしょうか。 ヨーロッパにはMBやネオプラン、ゼトラ、VDLなど高品質で魅力的なバスが目白押しです。 再び輸入車のバリエーションが増えて80年代のような活況を呈してほしいものですね。 続いては国産バスの番外編です。 路線観光問わず、特徴的なお尻をまとめてご覧ください。 1977年、修学旅行の宿泊先で撮影した京都市交通局のバスのお尻です。 左端はいすゞBU、右の3台はふそうMRですが車体違いで並んでいるのが面白いです。 左から西工、クレハ新型、クレハ旧型です。 次は中央バスの薪バスです。 こちらは何と表現して良いのか分かりません。 石焼き芋の機械を背負っているような雰囲気です。 札幌市交通資料館に保存されている2台のバスです。 いすゞのボンネットバス、BX95-7です。 後部の観音開き扉は改造により設置されてるようです。 オリジナルはたぶん3分割窓で中央が非常口だったのかもしれませんね。 もう一台は三菱ローザの小型路線バスです。 米テールよりさらに小さなテールレンズが面白いです。 バックランプが大きく見えますね。 後部窓が曲面ガラスで良い雰囲気です。 管理人は小学校時代に乗車した記憶があります。 市営バスがずいぶん小さくなって不思議な感覚でした。 続いては西工です。 後部で屋根と窓が段上げされたCⅡというタイプです。 これは乗ってみたくなるデザインですね。 シャーシは日野ブルーリボンのようです。 こちらは西鉄の空港連絡バスですがルーバーの特徴からシャーシは当時(1983年)登場したばかりのスケルトン路線車=日野ブルーリボンRT22と推測されます。 コンパクトで高性能なエンジンはふそうのような縦型配置が特徴でした。 次は廃車体の後部です。 ワンマン札が見えるので元長距離路線車のようです。 後部窓の傾斜が西工の個性ですね。 シャーシは日野RCのようです。 バスのお尻番外編、最後はJR北海道が開発していたDMVの1号試作車です。 ランドセルのような後部の箱には鉄道用の車輪が格納されています。 試作1号車のベースはニッサン・シビリアンでした。 シビリアンでは重量増に対応できなく乗車定員が十分確保できないのが課題でした。 その後トヨタ自動車の全面協力もありコースターをベースに順調に開発が進んでいるように見えました。 試乗体験旅行会なども企画され注目を集めたDMVですがJR北海道では日の目を見ることなく開発は断念されてしまいました。 夢の技術だっただけに残念ですね。 その後この技術に注目した四国の阿佐海岸鉄道が導入を決定し車両も完成しているようです。 今年中に運行することを目指しているようですから本当に楽しみですね。 ぜひ乗りに行ってみたいです。 以上バスのお尻番外編でした。 次回はバスのお尻ミニカー編をお届け予定です。 海外の古いバスの衝撃的な?お尻をミニカーで紹介したいと思います。 #
by vanagon714
| 2020-05-14 00:20
| バス
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2020年 05月 10日
バスのお尻 UD観光車編です。 UD観光車のお尻画像、管理人の画像にはUDのお尻が意外と少なくて恐縮ですが何とかまとめてみました。 札幌駅北口駐車場に並ぶ観光バス達を撮影したものです。 一番手前に札幌市営バス4R?のお尻が写ってました。 よく見るとこのデお尻は窓の形も含めてけっこう複雑な形状のようです。 見え辛いですが左テールランプの下にAIR SUS のプレートがあります。 窓の上にマーカーランプが見えますが、その上の段差まで一杯に窓としたものが大窓タイプになります。 北海道ではこの型の大窓タイプはほとんど見かけなかったように思います。 後部窓の内部にはたくさんの荷物らしきものが見えますね。 そういえば昔のバスでは床下トランクが無いのでこの場所は荷物置き場として重宝しました。 管理人が小学校の頃、遠足といえばUD2サイクル車が定番で一番多く乗った記憶があります。 ちなみに顔が見えている2台のいすゞ車は秋北バスの観光車です。 続いて同じ形状の北海道中央バスです。 ほぼ真横に近い画像で分かりにくくて恐縮です。 屋根の後端が少し下がる形状が分かると思います。 側面窓の最後部は台形の羽目殺し窓ですが、当初は後ろ側の二辺が丸い形状でした。 リクライニングシートが並ぶ長距離路線用の車両です。 同じく北海道中央バスの画像です。 上記の車両より新しいタイプで後部の形状がマイナーチェンジされています。 屋根の後端の下がり曲線が無くなりほぼ直線の形状になっています。 少し複雑な形状だった後部窓もシンプルな形状になりました。 千歳空港連絡用の日航車で後部に大きな荷物室を備えています。 この頃のバスはリアオーバーハングが長いですよね。 続いては国鉄ハイウェイバスのUD車です。 RA60SというV10エンジン搭載の高速専用車です。 こちらはマイナーチェンジ後の大窓スタイルになります。 見慣れた富士重工の定番スタイルですね。 マイナーチェンジ前の形状についてはふそう観光バスのお尻編の画像をご覧ください。 管理人は旧タイプのちょっと複雑な形状が好みです。 続いてはR3型です。 窓の大きいヨーロッパスタイルになったR3型は大ヒットしました。 中でもR3型の最高峰は3軸スーパーハイデッカーのDA66T型です。 後部は大型1枚の曲面ガラスで側面のJベンド固定窓と合わせて非常にすっきりとした印象です。 この頃のスケルトン第一世代はモノコック時代の既製品灯火類がそのまま使われています。 画像は北海道中央バスの札幌~室蘭線用高速路線バスでこの車両のみUDサンプルカラーを纏っています。 管理人は一度だけ乗車しましたがオーディオの音質やバスの快適性など素晴らしいものだったと記憶しております。 UDの3軸車は何度かモデルチェンジをしたようです。 こちらはフロントガラスが2分割になったDA67T型でスペースウイングの名称でした。 後部の角ばったデザインは2階建バスのスペースドリームと共通のイメージです。 テールランプも車体に埋め込まれてほぼ面一になりました。 左右のテールランプをガーニッシュで繋いで帯に見えるデザインです。 ちなみに画像では見え辛いですが中央部がルーバーになっているようです。 その後少しずつお尻の形状が変わっていきます。 少しずつ丸くなっていくように思います。 後部窓は上下にRがつく形状になりました。 窓形状も含めて変更されました。 テールランプがバンパーの上に移動して印象が大きく変わりました。 リッドの上には補助的なテールランプが追加されています。 富士重工製のUD標準車体がフルモデルチェンジを受けました。 安全性向上のため、車体強度を大幅に高めているので後部のデザインも変更されました。 窓形状も変わりましたがその下に続くプレス形状もこの型の特徴ですね。 特徴的なバンパー上のコンビネーションランプは旧タイプと同じような意匠です。 残念ながらこの型が富士重工車体として最後のモデルになりました。 UDではこの少し前にヨンケーレ車体の観光車を輸入販売しました。 北海道中央バスでも導入されました。 すっきりとシンプルなリアスタイルですよね。 テールランプは高い位置にあります。 こうして見るとあまり輸入車感がありませんね。 UD標準車体は富士重工から西日本車体工業(西工)に変更となりました。 後部は傾斜のない完全に垂直なデザインです。 この形は夜行専用車の時に少しでもシートピッチを稼げるようにという要望からきています。 テールランプは再び高い位置になりました。 その後排ガス対策からエンジンが変更され後部デザインも小変更がありました。 テールランプは一気に低い位置になりバンパーに組み込まれました。 写真のJRバスは後にリッド上部に補助灯を追加しています。 灯火基準の改正に沿ったテールランプの低位置化ですが個人的には視認性が悪化しているように感じます。 吹雪の日など北海道では後続車から確認し辛いかもしれませんね。 エルガのように基準内でギリギリの高い位置に付けるのが正解かなと思います。 その後UDでは三菱ふそうから現行エアロをOEM調達したりしましたが、最後はバス事業から撤退してしまいました。 西工も標準車体の提供先を失ってしまい廃業してしまいました。 海外メーカーでも伝統あるメーカーが廃業したり吸収されたりすることがあったようです。 時代の流れとはいえバリエーションが減っていくのは寂しいものですね。 以上、拙い画像ばかりでしたがUD観光車のお尻編でした。 次回は輸入車などを掲載してバスのお尻番外編をお届けします。 #
by vanagon714
| 2020-05-10 16:02
| バス
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2020年 05月 07日
バスのお尻 日野観光車編で掲載した日野RD(金産コーチ)の廃車体を改めてご紹介します。 撮影は2007年、立ち寄った某温泉の敷地内に置いてありました。 オーナーさんの許可を頂き撮影した画像をご覧ください。 折り戸の窓が帝国ボデーに比べて小さいのが金産コーチ車体の特徴です。 KINSAN COACH のプレートです。かなり劣化しています。 懐かしい形状の運転席です。 ちなみに年式は昭和47年(1972年)です。 内部はとてもきれいな状態でした。 バス窓です。 ピラー下端もまったく腐食していません。 座席は取り払われていて一番前のみ付いていました。 灰皿も懐かしい形ですね。 #
by vanagon714
| 2020-05-07 18:34
| バス
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