キハ82-61 |
先頭車に乗っていると駅を通過する際、ガチャン、バタンという音が室内にも聞こえてきた。
1977年頃撮影。
タブレットというのは列車が線路を走るのに許可を与える通行票のようなものです。
線路を一定の区間(閉塞=へいそく)に区切って、その閉塞区間にはひとつの列車しか通れないようなしくみにして
事故が起きないようにしているのですね。
そして、閉塞区間内はタブレットを持っている列車のみ通れるという訳です。
ひとつの閉塞区間(たとえば駅~駅)が終わるとタブレットを返して次の閉塞区間のタブレットを
もらうのですが、特急や急行はほとんど通過するので走りながらタブレットの受け渡しをしなければなりません。
次の閉塞区間のタブレットをもらう時にタブレットキャッチャで引っ掛けて回収するというわけですね。
分かりやすく書いたつもりですが分かりますか?
そんです、通行手形のようなものですね~
仰るとおり走りながらの受け渡しは「技」かもしれませんね。
タブレットキャッチャが無い頃は機関助士が腕を出して取っていたそうですが、
危険を伴う作業だったと思います。
>テレビのドラマかなんかで、針金がわっかになって・・・
それですよ~(^^)
通過する時はそのわっかを走りながら引っ掛けて取るんですよ。
返すときは輪の部分をホームなどにあるくるっと巻いた針金のような形の受けに引っ掛けます。
停車する時は手渡しで良いので楽ですね。
その時代に,今の時代の鉄道など想像も出来ませんでした。しかし特急料金払ってリクライニングすらしない座席は今では考えられない気がしますね…。でもそんな時代が好きなのです。
タブレットはある意味確実な安全策だったのでしょうね。
列車本数が多くなり、閉塞区間を短く設定しようとするとタブレットでは
全然対応できないのでしょうね。
80系は今の特急に比べると速さも設備も見劣りしますが、北海道内は
全列車食堂車が連結されて特急らしい風格がありました。
北海道はキハ82系の時代が長かったですね。
キハ181がいずれ入るのだろうと思っていたらキハ183が出来ました。
JNRマークはカッコいいですよね。これが付くと特急らしいですね。
通過時のタブレットの受け渡しは実際に車内からは見えないのですが、
音が聞こえてきて分かりました。
札幌から「オホーツク」に乗ると自由席車が最後部なのですが、遠軽で進行方向が変わると
先頭になって、タブレットの「音」が聞こえました。
もし今でもタブレットを使っていれば動画で撮影したいところですね~
v(^^
タブレットキャッチャーですが、あれでタブレットをキャッチしたというより、受けたタブレットを一瞬、引っ掛ける為の物だったのではなかったのかと思います。タブレットを渡す時は、タブレット受けに、タブレットを投げて、あのワッカにタブレットが吸い込まれるようにしてはまっていきましたが、受ける時は、ホームに渡す人がいて、その人が手に持っているタブレットを直接列車側乗務員が「奪い取る」というような形でキャッチしていたような見覚えがあるのですが。
列車H---->
A駅-----------------B駅------------------C駅
タブレットF タブレットQ
<--列車G <--列車R
A駅とB駅間を通るためには、タブレットFを持っていないと、通れない。例えば、B駅からA駅に先に着く列車Gがあったとする。
その列車Gは、タブレットFを持って、B駅からA駅へ先に到着し、タブレットFをA駅で返却する。この列車Gと、A駅で交換する列車Hは、このタブレットFをここで受け取って、B駅へ向かい、B駅でこのタブレットFを返却。すかさずタブレットQを受け取って、C駅へ向かい、C駅でタブレットQを返却。反対方向に向かう列車Rは、このタブレットQを持って、B駅方向へ走る。
ゆえに、列車Gが遅れて、列車Hの方が、先にA駅へ着いても、タブレットFがないために、発車できない。
。。。。。ということでしょうか。
タブレット・キャッチャで実際にタブレットを通過しながら受け取るシーンは
残念ながら見たことが無いです。
その昔は機関助手が大きく身を乗り出して、腕で捕まえる光景を
写真家何かで見たような気がしますが・・・
ということであくまで想像ですが、やはりタブレット・キャッチャは
走りながらタブレットを確実に回収するためのものではないかと思います。
あらかじめ腕を伸ばしておいて、ホームの所定の位置にタブレットをセット
しておけば確実にキャッチできると思うからなんです。
輪の部分でキャッチしたタブレットは本体が大きく振られるので
ぶつかってガラスが破損しないように乗務員扉に網が張られている
と思うんですよね~
乗っていて聞こえた「バタン」という音はタブレットがぶつかった音だと思います。
仰るとおり、1閉塞区間に1つのタブレットしかなければ絶対衝突しないと
思うのですがよほどローカルでない限り運用できないですよね。
両駅に複数個あった場合、間違っても同時に渡さないような仕組みが必要ですよね~
電話連絡しながら、タブレットも厳格にひとつひとつ管理して
運用していたのでしょうか?